その話はチラ裏でよろしく

それでも聞いてほしい話とか、諸々の雑記

しにんにくちはなし

「今日は〇〇さんの誕生日です」 最近のSNSは便利だ。いちいち人の誕生日を覚えずとも、友達に登録していれば通知で知らせてくれる。ならばせっかくだしお祝いのメッセージでも送ろうか、という気持ちにもなる。受け取る側からしたって「お誕生日おめでとう…

スポンジのように

様々なことを吸収して生きていきたいと常々思う。知識や考えや、経験や人との出会いから得る何かをたくさん吸収して、どんどん大きくなりたい。いつでも新しい、自分にないものを吸収していられたらいいと思う。何かを拒絶するでもなく、何かに心酔するでも…

私の右は、あなたの左

「他人の手を借りなければ、生活していくことができない」 とてもネガティブな内容に聞こえるこの言葉だが、私にとっては、そうでもない。介助を受けることは、私にとって、生まれてからずっと変わらず行われてきた事である。それを今更嘆いても、特別な事だ…

不治の病が治るとき

不治の病とは、決して治ることのない病気のことを指す。 私の病気、脊髄性筋萎縮症(SMA)も治療法の確立されていない不治の病の一つである。 進行とともに少しずつ筋力が低下していき、病状によっては日常生活のほとんど全てのことが自分では出来なくなる。…

ニートだった頃

今も大して変わらない生活を送っているが、高校を卒業して1年間はニート生活をしていた。高校卒業後は大学進学を希望していたが、諸々の事情で断念せざるを得なくなったのが、高3の春頃。それまで大学進学以外の進路など全く考えていなかった私は、それはも…

重いものは持たない

私と同じ病気の就学前のお子さんがいるお母様から、とある方に相談があったそうだ。 相談内容は 【子供の病気が進行していく中で、今後どのような支援が必要になるのか。また、どのようなことに気をつければよいのか】 というようなものだったと思う。 似た…

君の膵臓をたべたい

年末年始は、実家にも帰らずのんびりと過ごしていた。 大晦日と三が日は、普段よりも少し夜更かしができる。せっかくだから遅くまで起きていようと思ったが、特にすることも、やりたいこともなかった。 虚しい年末年始を過ごしたくないという、何かに対する…

考えるということ

私はものを考えることが好きだ。 幼い子供が何に対しても「なんで?」「どうして?」と、親や周りの大人たちに聞いてまわる風景は、想像に容易い。かくいう私もその一人だった。 小さな頃は、目に見えるすべてのものが不思議で、なぜそうあるのか知りたくて…

チラシの裏のひとりごと

突然だが、私のブログの表題にある『チラ裏』という言葉をご存知だろうか。 随分と前に2ちゃんねるなどのネット上で使われていた言葉だ。 今ではあまり目にすることのない単語ではあるのだが、あえて使ってみた。私は死語と呼ばれる言葉達が好きらしい。 『…